バイオフィルム

バイオフィルムは、微生物とその代謝物である細胞外多糖(菌体外多糖 Exopolysaccharides: EPS)から構成される集合体で、歯の表面、台所や洗面台のヌメリなど、身近な環境に存在しています。
バイオフィルムは菌にとって、環境から自らを守る非常に有用な構造体とされていますが、我々人間にとっては疾病に関わる厄介な構造物です。
バイオフィルムが形成されるとその中の菌に対しては抗生物質が効きにくくなることが知られており、近年、バイオフィルムに対する薬剤の開発や、抗バイオフィルム活性を示す食品成分や素材の探索が行われています。

歯の表面に形成されたバイオフィルムは虫歯菌や歯周病菌の住み家になります。

歯科でよく聞くキシリトールには砂糖と異なりネバネバしたグルカンをつくるのに必要なグルコースが含まれていませんので、バイオフィルムも作れません。

そして虫歯菌はキシリトールをどんどん取り込むと糖代謝が阻害され虫歯菌の働きが弱くなっていきます。

そのため長期的にキシリトールを取り込んでいると虫歯菌の繁殖力は弱まっていくのです。

このような事からキシリトールは虫歯予防に効果的だと言えます。

カテゴリー:歯ことば〜歯科用語集〜  は行   投稿日:2022年1月17日